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誰かの場所の複数

残念な感じです

シン・ゴジラのくれた快楽

「んで、全部薙ぎ払う」

綺麗だ。

豊島園の映画館で、思わずそう声に出しそうになってしまった。

日の落ちた東京の街を蹂躙しつくし、永田町を火の海と化して、全身から紫色の光を放ちながら、ゴジラが闇夜に浮かび上がる。陶然とする、というのはあの時の僕に訪れた状態を指すのだろう。この国の沢山のボンクラ達が思ったであろう事を、僕も思っていた。ゴジラよ、このまま豊島園を、東京を、日本を破壊しつくしてくれないか。これが映画じゃ無くて、現実であってくれれば最高なのに、と。

パニック・ムービーなのだと思う。お役人達の、顔の芝居と早口台詞に重点を置いたドラマなのだとも思う。「現実的な問題として、ゴジラ出てきたら日本は世界はどうなんの?」という思考実験なのだとも思う。震災とか核とか、まぁ、その他諸々。

でも、僕にはそういう言葉でこの映画を語ることは出来ない。これは、「破壊される快楽」を味わう為の映画だ。そうとしか言いようが無い。

感想を書く、と言っておきながら、これ以上のことを書けない自分が恥ずかしいのだけど、もう一度見に行こうと思う。

マフィア梶田最高だった。昨日と同じじゃねぇか!

 

追記 いいから早くエヴァ完成させてくれってやったのもまた事実で。